スマイルのクッキー型は、フェイスラインと口元が近いので抜くのが少し難しいかもしれません。お客様が選ばれた食材、生地の柔らかさ、のばした生地の厚み、キッチンの温度や使う道具などで状態が変わってしまうこともありますので、当店では下記レシピでやってみます。
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作り方
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卵にバニラエッセンスを入れてときほぐし、少しづつバターに混ぜます。
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マヨネーズ状になったら、ふるった薄力粉をヘラで混ぜ合わせます。
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粉っぽさがなくなってきたら手でまとめ、ビニールに入れて冷蔵庫へ。30分以上休ませておきます。
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粉をふったシリコンのベーキングマットに生地をおき、ローリングピンにも粉をして6mmの厚みでのばします。(当店でアイシングクッキーを作ってもらってるアサミさんは4mm位にしてるって言ってましたので、お好みで調整ください)
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生地をのばしたら、スマイルのクッキー型で抜いてみます。
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このスマイルの目とクチは全部が抜けてしまう設計になっていますから、ラインがついた生地に残る余分な生地は、竹串やケーキテスターで取り除いて焼きます。
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バターや卵がたっぷり入った生地は美味しいですけど、生地が柔らかくなりがちなので、複雑なクッキー型には難しいものも多々あります。
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まずはクッキー型のラインが生地にしっかり出るよう、ギュッと押さえます。
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クッキー型の間に生地が入ってしまったら、その都度かきだして、キレイな状態のクッキー型に戻してから次の作業へ。でないと残った生地に生地がくっついて、どうにもうまくいきません。
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生地にラインがついたらラップして(または大きなビニールに入れて)冷蔵庫へ。冷蔵庫へ入れると少し生地が硬くなるので、余分な生地を取り除く作業が楽になると思います。
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ただ、この作業方法はそれぞれ違うようで、いつもサンプルを作ってもらってるアサミさんは少しバターの油が浮き出るくらいまで放置しておいたほうが抜きやすいものもあるよ、と言ってました。
型と生地の具合で調整するポイントはどうやら「生地の硬さ」が重要なようなのでもうすこし具体的にご説明できるよう、さらに研究をしてみます。もう少しお時間をください。
スマイルの目とクチの生地を抜きますが、生地が違うと作業も違ってました。バターを使わないレシピはとくに、楊枝のような先端の鋭い細いものを使うと生地が粉状になって作業がすこし面倒臭かったです。
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そこで考えたのは、まず、抜いたライン上を楊枝でプスプスとさして、生地と生地を離すこと。しっかり生地がはなれると、楊枝でポロッととれやすくなりました。この方法は、どの生地であっても、簡単な道具でできるので有効かな、と思います。
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当店は道具屋なので、シュガークラフトの道具である針先のようなものとか、グレープルフルーツ用の道具などでも試しましたが、この道具についてはまた別な機会にご紹介します。
細かい作業で目、クチが抜けました。としましょう!
よく見ると、少しバリ(余分な生地)がついてガビガビしているかもしれません。そのときは楊枝に水を少しだけつけて、生地を修正してあげると比較的キレイに仕上がると思います。
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ドイツStadter社やバークマンなどの、少し複雑なカタチや内側のパーツがあるクッキー型は、見ていて楽しく、困難が予想されても抜けたときの感動を楽しんでいる方が多いですし、コレクション要素がある少しマニアックなクッキー型だと思います。
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