イソマルトの使い方

 

イソマルトとは『砂糖に似た物理的性質が利用される。血糖値には殆ど影響せず、虫歯も起こさない。エネルギー価は、砂糖の半分程の約2 kcal/gで… wiki 』

と難しいことはさておき、イソマルトは飴作り食材で、電子レンジで溶かして使えるけど、飴のような甘さがないのが特徴です。

イソマルトとは

CKのイソマルトクリスタルは、粒感が一定の大きさではなく大小の細かな粒が入り混じってます。

CKイソマルトクリスタル

 

 

飴作りに必要な道具

必要な道具は「シリコンカップ」のみ。イソマルトなら温度計も不要で、鍋やコンロも不要。

 

細かな作業に最適な「シリコンカップ」

このシリコンカップ。うちではケーキポップスの団子をチョコにドボンするのにGETした深くて厚めのシリコンカップ(=厚みで熱さが伝わりづらいタイプ)があるのでコレの出番が多いけど…

厚みのあるシリコンカップ

カップケーキやお弁当などで使ってるのでもOK。少量のときは厚みのある無印のミニカップ(今は売ってないみたい…)を使ってる。

無印良品のシリコンカップ

飴って高温での作業になるから… できるだけ厚みのあるシッカリしたシリコンカップが安全だと思うよ!

なぜシリコンカップが良いかというと、簡単に曲げられて、注ぎグチを細くしたりできるので、型に流し込みやすくなる。

シリコンカップは注ぎ口を作れて便利

 

 
熱い飴の状態をキープしながら手早く、細かな凹みに入れるにはシリコンカップって使いやすいの。

飴型にシリコンカップで注ぎ込む

あと、使い終わったらカップの中で固めて、バリバリって折ってから素材をかき集められるので無駄がでない

残ったイソマルトの使い方

細かい欠片も集めて、密閉ビニールに入れておけば再利用できます。

イソマルトの保存・保管方法

食材は出来る限り無駄無く使いたい派なので(勿論お高いのもありますけど)二次利用できるものは使い倒してる。←貧乏臭くていいのよ、ここだけは!

 

火傷対策としての「手袋」

もし薄めなシリコンを使うなら熱さを防ぐ『飴用の手袋』を準備したほうがイイかも。

飴作業には「手袋」を用意

NUT2decoでは海外メーカーからお薦めされたキャンディ用の手袋も、チョコ作りにケバケバが付きづらい布手袋もご用意してますが、チョコ用の薄手なものなら2枚重ねて使うとベター。

とにかく火傷にだけは御用心!

 

米国CK社のプラスチック飴型

クッキングシートやアルミホイル、シリコンマットなどへそのままタラーッと垂らしても作れますが…

私は同じカタチに揃って並べたり、ちょっとプロっぽい仕上がりに憧れる傾向がありまして、飴型を使いたくて仕入れてるんで… 飴型を使って作り方を説明します。

CK飴型の特徴

使用してる飴型は米国製で、白いプラスチック素材なんだけど。チョコ型より耐熱温度が高く、いろんなカタチがありまして…

ロリポップキャンディの作り方

複雑だったり薄めに仕上がる型の場合は、油をしっかり塗って、完全に冷める前(=しっかり固まってるけどまだ暖かい状態)に型から外す、など少しコツが必要になるかも…

コツが掴めたら、複雑な飴型も使いこなせるようになると思います(=初心者だと最初すこし苦戦するかも)

 

 

イソマルトクリスタルの使い方

まずは好きな量のイソマルトをシリコンカップに入れる。

少なすぎても作業がしづらいけど多すぎるとカップが熱くなるので、初回は大さじ1〜2杯で様子を見てみるといいかも。

電子レンジで溶かして使えるイソマルトクリスタル

イソマルトをカップに入れたら600Wの電子レンジで1分半〜2分くらいチン。すると、こんな感じにプクプクと泡がでてくる…

これでOK! ←準備はこれだけよ? ね、簡単でしょ、笑

一般的な飴作りは、鍋にお砂糖と水、コーンシロップなどを入れて火にかけなくちゃいけないけど、このイソマルトは電子レンジで簡単にできちゃうの!

 

飴型に油を塗る(下準備)

飴以外に必要なのは「油」。サラダオイルを薄くハケで塗ったり、キッチンペーパーに含ませて使ったりしてるけど…

最近GETしたスプレーオイルの「セパレ」が使ってみたくて、今日はコレで♪

焼き型に使おうと買ってみたけど「パンにスプレーすれば艶出し油として使える」と本体に記載されてる、ってことは火を入れない飴型に使ってもOKよね?

飴型にはオイル(油)を塗る

ということで、シュッ。

ん? 随分と黄色みが強いのねぇ。スプレーする感触もサラッというより、フワッという整髪料ムースに近い感覚… こーゆー感じなんだぁ。

ロリポップキャンディの作り方

ま、これで油は準備OK!(←後に問題点発覚するので下記で)

飴型を使わず、クッキングシートやアルミホイル、シリコンマットなどへそのままタラーッと垂らしても作れます。

  

ロリポップ棒をセット

飴ってメレンゲと同じで、出来上がってもペタペタするから棒に刺さってると扱いやすいし、食べやすい。それにやっぱり見た目が可愛い…

ので、ロリポップのスティック棒をセットしときます。

ロリポップキャンディ型の特徴

 

棒の長さについて

飴型は基本、11.4cmタイプがちょうど型にぴったりはまるサイズ(奥)なんだけど、手前の15cmタイプは少し斜めにセットしてあげれば使えます。

15cmの何が良いかって、仕上がったとき、持ち手部分が長いので洗練されて見える。(=どことなく格好良く見えるんだよ!)

  

飴型に流し込む

溶けたイソマルトの液体は、サラッと流れますので、そのまま型へ入れてください。

イソマルトを流し入れる

時間がたって流れづらくなったら、また電子レンジで15秒〜20秒くらい加熱するとサラッとした質感が戻ってくるので…

ここもイソマルトの便利なところなんだよねっ!

 

デコレーションをする

今回は大きめなロリポップキャンディ5cm(8H-5207)を使ったんで、デコレーションをしてみるのもイイんだけど…

簡単に試してみたい! という方には、CKの粗めなクリスタルシュガーの、いろんな色が混ざったミックスをそのままキャンディに振りかけてみて欲しい。

カラフルなスプリンクルを飴に入れる

このカラフルなシュガーは、カップケーキやアイシングクッキー、アイスクリーム、パフェなどにかけるデコレーションシュガーで…

粒の形や大きさは、おせんべいにくっついてるザラメに似てる、かな。

飴型から外せば…

飴型から飴を取り出す方法

ロリポップキャンディの出来上がりですっ!!!

飴型で作ったロリポップキャンディ

 

 

 

飴作りでの注意点

実際に作ってみると「ん?」ということがありまして、ちょっとメモってみます。

油のつけすぎに注意

スプレーオイルを吹きかけ、そのまま飴を流してしまうと、気泡が目立つみたい。透明だと解りづらいんだけど、このブルーだとほら…

デコレーションパーツになる飴の作り方

こんなときは、キラキラパウダーを表面に塗っちゃってください。少し曇るけど、ペトペトもしづらくなるし… 応急処置ってことで。

 

 

飴作りの後片付け、意外と楽チン!

飴細工はベトベトして後片付けが面倒臭そうだし、シリコンカップのような深さのある道具なんて使うと、ごしごし洗いずらくない? と考えがちですが、ノンノン。

飴のこびりついた道具は水につけておくだけで、スッと砂糖が溶けていくので。まったく面倒じゃないんですよ。

飴作りは後片付けが簡単

 

飴型の洗浄方法について

飴型は、型の内側に傷がつくと次に使うとき見た目も悪くなるし、不衛生になりがちなので…

できるだけ柔らかいスポンジに洗剤を泡立てて、フワッとした泡で洗ってください。

飴型のお手入れ方法

スポンジで泡を作った後、泡を手で撫でて洗っても良いですね。とにかく傷をつけないよう、ご注意を。

 

キャンディ型はチョコレート型に比べて、あまり神経質にならなくていいと思いますので、私は立てかけて乾燥させちゃってますが…

飴型の洗浄・乾燥

白いので見えてませんが、水洗浄をすると水滴後が残っているはずなので、チョコ型と同じ様に、キッチンペーパーで水滴を拭き取っておくほうが丁寧だと思います。

細かい部分はキッチンペーパーで拭く

 

 

 

イソマルトクリスタルの保管方法

イソマルトクリスタルは余ったら密閉容器で保管できます。

私はいつものBall社メイソンジャーで。商品ロゴのところチョキチョキッとカットしてはさめるから、こんな感じ…

イソマルトの保存は湿気に注意

ちゃんと密閉して衛生的に管理すれば、記載してある賞味期限まで使えます。


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